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必要な栄養素を適量摂取することは、健康な毎日を送るための基本となります。ミネラルは骨や血液をつくるための大切な成分ですが、食生活の変化からミネラルの一種であるカルシウムが不足する方が増えています。こちらでは、カルシウムの摂取を特におすすめしたい方とその理由をご紹介します。

カルシウムが不足する理由のひとつに、食の欧米化やインスタント食品の過剰摂取があります。日本人はもともと、カルシウムが含まれる米や魚中心の食生活でした。小魚や海藻類はカルシウムを多く含み、日本食でよく使用されている大豆製品や乳製品にも含まれています。

イワシやサバなどの青魚に含まれているビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。
そのため、インスタント食品の過剰摂取は栄養を不足させ、塩分も多いためカルシウムの排出を促します。

また、たんぱく質が豊富なお肉を摂り過ぎると、カルシウムの吸収率を低下させます。
肉類やインスタント食品ばかり食べている方や、ダイエットのために極端な食事制限をしている方はカルシウムが不足している可能性があるので、積極的にカルシウムを摂取することをおすすめします。

丈夫な骨を育てるには、20歳までの食事や運動が重要です。骨も皮膚と同じように代謝が行われており、新しい骨をつくる「骨形成」と古くなった骨を壊す「骨吸収」が繰り返されています。

骨の主成分はカルシウムであり、カルシウムはこの骨の代謝に深く関わっています。
特に成長期のお子様は、カルシウムが不足すると体格の成長が十分に行われにくくなります。骨密度は20歳をピークに減少していく傾向があるので、成長期のお子様はカルシウムをしっかり摂取しましょう。

赤ちゃんの骨や歯をつくるためには、多くのカルシウムが必要です。十分に摂取できないと、母体の骨や歯に蓄積されたカルシウムが赤ちゃんに運ばれます。そうすると母体の骨密度は低下し、骨や歯は出産後にもろくなりがちです。

また、妊婦さんは足がつりやすくなりますが、これはカルシウム不足が原因でもあります。
妊娠中や授乳中のカルシウム摂取は重要です。ちなみに、カルシウムはマグネシウムも一緒に摂ると効率よく摂取できます。マグネシウムは、カルシウムの出入りを調整する役割があるので、緑黄色野菜や豆類も一緒に摂ることをおすすめします。

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